教育理念
広田幼稚園は「こども主役」の教育を心がけています。
それは「こどもが主体的に遊びに没頭するときに、最も成長する」という
アクティブラーニングの考え方に基づいた教育理念です。
解説
こどもが「主役」とは、こどものやる気や興味に寄り添うということ
ちいさなこどもと関わった時、いつまでも遊び続ける体力に舌を巻いたり、興味があることに「なんで?」「なに?」と質問攻めを受けたり、こどものエネルギーに驚かされたことはありませんか?
こどもは好きなこと、興味のあることには素晴らしい集中力と継続力を発揮し、自ら経験を積み重ねて成長することができます。
こども自身の成長する力を引き出すのが「アクティブラーニング」という考え方です。
当園は、こどもの興味や関心に寄り添うことで、こどもたちののびのびとした成長を実現します。
でも、それは「こども任せ」ではありません。
ゆるぎない「自己肯定感」 を育むという明確な目標
「こどもの興味に寄り添う」といっても、こどもが好きなことだけをしていれば良いというわけではありません。
なぜなら、当園は『こどもたちが卒園するときに、ゆるぎない「自己肯定感」を身につけて巣立てるようにする』という明確な目標をもって日々教育をしているからです。
どんな環境に置かれても自分を保ち続けられる「自己肯定感」はいろいろな経験をすることでこどもの中に育まれていきますから、こどもが自然と参加したくなる魅力ある活動、バランスよく成長できる多様な活動を日々こどもたちに投げかけています。
3つの要素
「自己肯定感」を育むうえで大切な3つの要素を当園では「教育目標」として定め、
その教育目標に向かって教育課程を作成し、
長い見通しを持ってバランスよく多種多様な活動を投げかけるようにしています。
教育目標
成長の土台は心と体の健康です。
身体を使ってのびのびと遊ぶことで基礎体力や運動機能を育み、
生活習慣を身につけることで心身の健康に繋げます。
教職員はこどもたちが毎日元気に安心して登園できるように
信頼関係づくりを心掛けています。
幼稚園はこどもたちにとって初めての社会です。
同世代のこども、たくさんの大人とのかかわりの中で社会性を育み、
幼児期に身につけてほしいと考えている「おもいやり」の心を
育てることを目標としています。
目まぐるしく変化する社会に対応できるよう、
自発性と創意工夫する力を育みます。
こどもの興味に寄り添うことで「やりたい!」という自発性を引き出し、
先生が知識や技術を教え込むのではなく、こども自身で考えたり、
話し合ったりする活動を意図的に取り入れることで
創意工夫する力を育んでいます。
見えない力を育てているからこそ、
わたしたちは伝えることを大切にしています
当園が育てている「自己肯定感」はとても大切ものですが、目に見えるものではありません。
「○○ができるようになる」といった目標を設定すれば、教育の成果は分かりやすいのですが、当園は大人の考える評価基準にこどもを当てはめるのではなく、ひとりひとりのこどもが生涯にかけて伸びる力を育むことを目指しており、その成果が花開くのは未来のこととなります。
言うなれば、幼児教育は「土づくり」だと考えています。
もちろん、わたしたちは目に見えないものを育てているという自認があるからこそ、その育ちを保護者様と共有することに人一倍努めています。
お子さまの育ちや様子を対面や電話でお伝えしたり、定期的に配布する手紙や毎日更新しているブログは、こどもたちの育ちを少しでも可視化するための取り組みです。
当園はおこさまの成長を、保護者の方と一緒に見守り、一緒に喜ぶことができる幼稚園です。