コラム「行事を通して育つ」
先日、「お店屋さんごっこ」という活動を行いました。
「自分たちのクラスでやりたいお店を決める」
「廃材を使って商品を作る」
「お店とお客さんに分かれて売り買いを楽しむ」(お金は園で印刷したおもちゃ)
「売上からお給料を受け取る」
ごっこ遊びを楽しみながら、製作活動をしたり、社会の仕組みも体験したりと魅力いっぱいの活動です。
作業を進めていると、
「アイスを売るなら冷蔵庫が必要だよ」「お客さんがわかりやすいようにメニューを作ろうよ!」
と、子どもたちからアイディアが次から次へと湧き出てきます。
そんな子どもたちの意見を大切に受け止めるのが広田幼稚園の先生たち。
「よし!作ろう!」
と、子どもたちと一緒に準備をしました。
子どもたちのアイディアがたくさん詰まったお店屋さんごっこは大盛況!だったのですが、
お店屋さんごっこが終わって数日後…
「おままごと用の机が欲しい!」と、ある子が提案しました。
すると…
「よし!作ろう!」
お店屋さんごっこで先生から聞こえたセリフが、今度は子どもたちから自然と出てきました。
自分たちで箱と牛乳パックを組み合わせ、瞬く間に机ができあがりました。
広田幼稚園では
「行事は楽しむだけではなく、行事を通して子どもたちが成長することが大事」
を合言葉にして行事に取り組んでいます。
今回はお店屋さんごっこの取り組みを通して、
「必要なものは自分たちで作るという自立性や問題解決の力」
が育まれたことで、自分たちで机を作ることができたのだと思います。
子どもたちが行事を通して育ってくれている、そんな姿を見ることができたので、ご紹介させていただきました。
(広田幼稚園では、このような子どもたちの姿を毎日ブログでご紹介しています。入園後は毎日のブログをお楽しみに!)